会社名の由来と経営理念

 

福井市は江戸時代からはじまる繊維業で栄え、“繊維のまち”と呼ばれています。

福井駅前にある新栄商店街は福井屈指のファッションストリートとして昭和から平成にかけて大変賑わいました。新栄商店街の小さな洋服店「ニットの大森」で私は生まれ育ちました。たくさんのカラフルな洋服であふれた店内を、県内外の様々なお客様が行き交っていました。屋号でもあるニット商品も多数取り扱っていました。

 

やがて平成の中頃に郊外型のまちづくりが進み、福井駅前も変化を遂げ「ニットの大森」も店を閉めることとなりました。

今では新栄商店街は、昔の面影を残しながら県民のやりたいが集まるユニークなまちへと進化し、「ニットの大森」も世界的に活躍する美術家 長坂真護氏のギャラリーとなっています。ギャラリーオープンの際にそれまでうっすら残っていた「ニットの大森」という看板がなくなるときに、私は独立するときには「ニット」と個人の事業を名付けようと思いました。

 

この福井駅前は昭和の福井空襲と震災から復興を遂げたまちです。同じ志を持った仲間と共に、どんな逆境の中でも諦めずに前に進むことでいつかは必ず光が見えることを体現しました。先人の方々の情熱の結晶である福井駅前 新栄商店街に生まれ育った誇りと熱意を私は持ち続けていきたい。

私は、福井駅前が昔のように県内外の人が集まる賑わいのまちへと再興し、北陸新幹線開業によりさらに盛り上がるまちへとなる架け橋となりたいと思っています。

 

みなさんニットとはどういったものかご存知ですか?

ニットは一本の糸でループを作りながら編み込まれた生地のこと。一本の糸から様々な形の服と成り、あたたかく人を包み込む。私もそんないろんな可能性が広がる温もりある人間に成りたい。

会社は私という一本と、他のもう一本を編む“編み手”となってほしい。

また、あらゆる人・モノ・コトを繋ぐ編み手となり繋げるものを三本、四本と増やしていき、社会に無限大の可能性を届けたい。

 

一つの意図(糸)ともう一つの意図(糸)を編集し、新しい価値を生むamite(編み手)となる。

 

その想いを込めて会社名を「amite」と名付けました。

 

大森 望央

amite株式会社


商号|amite株式会社(アミテ)

本店|〒910-0006 福井県福井市中央1丁目13番2号

設立|2022年5月2日

代表|代表取締役 髙橋 望央(大森 望央)